リゾート会員権の資産価値はどのくらいなのか?

夏の避暑地や冬の雪リゾートなど、別荘を持つことは楽しい余暇を過ごすだけでなくステータスにもなります。しかし別荘の購入は資金や維持などさまざまなリスクが伴うことも…。
そこで身近にリゾートライフを楽しむ手段のひとつとして「リゾート会員権」があります。
会員権にはどんな種類があり、その資産価値はどのようなものなのか、ご説明していきたいと思います。

リゾート会員権とは?

リゾート会員権は「所有型」と「利用権型」がありますが、どちらも委託金を複数のオーナーから募り、それらの資金を元にリゾート施設の開発や運営を行います。
資産価値の側面から見ても違いが発生しますので、両者を見極め自分にあったリゾート会員権を選びましょう。

所有型、共有型とは?

所有型は施設の一部屋を複数のオーナーにより、共有で購入する方法です。
運営事業会社によりさまざまですが、一部屋を決められた人数で購入、さらに1年間を分割した一定期間を振り分けるため、それぞれのオーナーに対して持ち分権利を明確にしています。
一部屋を購入するため、購入したものは本人名義で登記され、所有権を共有しているもののリゾート不動産投資に近い側面があります。
本人名義での登記となるため、固定資産税も発生するため、購入後も継続して維持費が発生することになります。

利用権型とは?

利用権型は、ゴルフ会員権のようにその施設の利用権を取得するものです。所有権は発生しないため不動産としての資産価値は生まれません。
手軽にハイクオリティなリゾート施設を楽しむことができるため、投資目的ではなく余暇の充実を求める人に人気です。

投機としてのリゾート会員権

資産運用としてリゾート会員権を購入するという選択はどうなのでしょうか?
利用権型のリゾート会員権は不動産としての購入、保有ではないため投資としては向かないと言えるでしょう。
所有型については個人名義での購入となるため、理論的には資産価値は不動産の資産価値と等しくなります。しかし通常の別荘購入などにくらべ中古時の値下がりが大きく、運営事業会社の経営基盤によりリスクが高まるため、大手のリゾート施設以外は安定して資産価値を保つことは難しいと言われています。
またバブル時と比べると1/5程度に価値が下落しており、今後も急激な高騰は期待できないため、現在では資産運用としてリゾート会員権を購入する人は少ないでしょう。
また所有型の場合、不動産価値が発生するため固定資産税など継続して発生する費用や、相続についても長期的にどのように保有していきたいのか、計画が必要になるでしょう。

リゾート会員権はライフスタイルで選ぶ

リゾート会員権には購入権利の違いの他に、購入方法にもいくつか種類があります。 どのように使用していきたいのか、購入する目的により自分にあった制度を見極めましょう。

タイムシェア

タイムシェアは1年の決められた日数を複数のオーナーにより共有購入し、その中の一定期間を購入する制度です。
アメリカなどでは一番ポピュラーなリゾート会員権のシェアリングシステムです。
1年の中で補償される利用期間が設定されていることが多いですが、夏休みや年末年始など人気の大型連休は予約が取りづらくなります。
所有権があっても人気の時期の予約は、一般的なホテルと同様に早めの予約などが必要になります。

ポイント制

ポイント制は利用権タイプのリゾート会員権に多い制度です。
1年間で使用できるポイントを事前に購入し、ポイント内であれば何度でも利用することができます。
人気のある大型連休の時期はポイント数を多く設定するなど、利用日の分散を考慮したポイント数が設定されています。

チケット制

チケット制はポイント制と同じく利用権型のリゾート会員権です。チケット制といっても最近ではコンピューターで管理していることが多く、実際に紙のチケットが発行されるわけでなく、ポイント制と同じような利用方法であると言えるでしょう。
ポイント制やチケット制は利用権型であるため、投資目的での購入には向いていません。
平日に休みを取りやすいリタイヤ世代や、別荘購入と比べ購入資金や維持するリスクが少ないため、手軽にワンランク上のリゾートを楽しみたい人に人気のリゾート会員権です。

リゾート会員権は初期費用を抑えながらワンランク上のリゾートライフを楽しむことができます。 所有型であれば不動産価値があるため売却することも可能ですが、購入時より大きく高騰することは考えにくく、投資に向いているものとは言えないでしょう。 所有する権利や長期的にどのように利用していきたいのかを考え、自分のライフスタイルと計画にあった制度で購入することが大切です。

所有型であれば不動産価値はあるが、投資目的にはなりにくい

関連記事

セカンドハウスの魅力とは一覧へ→