別荘購入のリスクを、リアルな失敗談から考える

別荘を購入したものの、やはり売却してタイムシェアに切り替えたという方が、弊社のお客様には多くいらっしゃいます。そういったお客様に、別荘をなぜ手放したのか、お話を伺いました。 購入する前は夢いっぱいの別荘ですが、現実的には思いも寄らなかった問題が出てくることも多いようです。

憧れの別荘ライフ。
購入した後もたくさんの問題があるようです。

実際に別荘を購入された方はどのような問題を感じているのでしょうか?
購入後に感じた困ったことをお教えいただきました。

体験談1:
長期的な環境の変化に対応できなかった

50代になり子供が就職し夫婦の時間が増えたことから別荘の購入を検討したAさんご夫婦。
日頃から軽井沢など、車で数時間でいける場所へ旅行することも多く、夏の間を夫婦で過ごすため避暑地に別荘を購入しました。
当初は毎年別荘ライフを楽しんでいましたが、現在は購入から10年経ち、お二人とも60歳を超えました。
高齢に別荘までの山道や階段が大きな負担となりました。
また建物がバリアフリーではないため、別荘での生活に不便を感じ、現在ではほとんど使用していません。

今後もっと高齢になり車いすになる可能性も考えるとこのまま持ち続けることは難しいと考えています。
別荘は購入後、長期にわたって保有し続けるため購入時の条件や環境が最適であるとは限りません。
高齢となった今、もう少し手軽にいける近場でバリアフリー対応にしておけばよかったと後悔していますが、いまからもう1件購入するのは難しく、退職後の別荘ライフを楽しみにしていただけに残念です。

時間の経過とともに、自身の環境や求める条件が変わってきてしまうため、購入した当初は気にしなかった点が、別荘ライフに大きな影響を与えることがあります。
どのような頻度で使用するのか、どの程度持ち続けるのか先を考えた物件購入が必要となり、予期せぬ変化に対応できないことがデメリットとしてあげられます。

体験談2:
行きも帰りも滞在中も…家事に追われる別荘生活だった

Bさんご夫婦は夏季休暇や冬休みなど、必ず家族で旅行に行くことから、宿泊費もかかることから思い切って別荘を購入しました。 別荘を購入したことで長期の休みだけでなく、祝日などでも気が向いたときに家族で旅行を楽しむことができるようになりました。
しかし別荘での生活は思ったより手間のかかるものでした。

頻繁に利用しているとはいえ、数週間~数ヶ月使用されていない家は埃や喚起が必要になります。到着したらまずは家族総出で別荘の掃除です。 とくに秋は落ち葉など枯れ葉の片付けに一苦労。玄関やウッドデッキなどは落ち葉に埋もれ、ごみ袋数十個にも及ぶことも…。 その後は屋内の掃き掃除や雑巾がけなど。初日は家の掃除とメンテナンスだけで終わってしまいます。
また、Bさんの購入した別荘地にはいつでも出せるゴミ集積所がなかったので、ゴミ捨ての日も気にしながらの滞在でした。自炊すれば生ゴミが出ますが、ちょうど帰る日の前日にゴミの収集があるとは限りませんから、捨てられない場合は自宅に持ち帰らなければなりませんでした。

日常を離れるために別荘を購入したけれど、自分達のことは自分達でするのが別荘での生活ですから、結局最後まで家事や掃除に追われ、逆に疲れてしまうことが多く腰が重くなってしまったのです。
日常を離れゆったりとした時間を過ごすために購入した別荘。でも別荘での生活は基本的に全て自ら行う必要があるため、場合によっては日常より家事に追われ、優雅な別荘ライフとは程遠いなんてことになることも…。

体験談3:
子どもから、相続したくないと言われてしまった

いずれ子どもたちの財産にもなるからと別荘を購入したCさん。現在は数年前に妻もなくなり、穏やかな季節には別荘で長期間一人でゆっくりとした時間を楽しんでいます。 財産の処分について考え始めた頃、子どもたちに相続について話したところ、子どもたちは誰も別荘をほしがりません。
子どもたちはみな別荘から離れたところに住んでおり、通うことができないという理由でした。また、まだまだ現役で仕事も忙しく、別荘で過ごす時間はないとのこと。物件の老朽化も進み維持費もかかる、固定資産税が負担などの問題もあり、相続しても売却したいと言われてしまったのです。
さっそく売却価値について調べたCさんですが、「買い手がつきにくい場所なのですぐ売れる保証はない。早めに行動した方がいい」と不動産屋さんからアドバイスをもらいました。これでは相続させても子どもの負担が増えると思い、生前に自分で処分することを決められたのでした。

今後日本は人口が減って、家あまりの時代を迎えます。都市部はいっそう人口過密の傾向なので土地は大幅に下落することはないと言えますが、地方都市はよほど人気の別荘地でない限り、地価は下がると予想されます。売りにくい不動産を相続すると、財産としての価値よりもデメリットが上回る場合があります。
家は人が住まないと傷みますし、防犯上もよくないので、空き家になってしまいそうな別荘なら、早めに売ってしまうというのも手です。

実際に別荘を購入したからこそ分かる、別荘保有の問題点をいくつかご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?
別荘は一度購入すれば長い間、家族や親しい人と有意義な時間を過ごせる資産です。
しかし長く保有するからこそ、自身の環境や身体の変化などに対応できないことも多く、また掃除や空き家の管理など、予想外の労力に悩まされることも。
掃除など管理の煩わしさなく、気分にあわせて様々な場所での別荘ライフを楽しめる「タイムシェア」という別荘ライフを検討してみてはいかがでしょうか?

スタッフコメント

関連記事

セカンドハウスの魅力とは一覧へ→