リゾート地と観光地の違いを解説します

旅行先を選ぶときに目にする「リゾート地」と「観光地」。同じような意味で使われることもありますが、実はリゾート地と観光地は違うものなのです。
一体どのような違いがあるのでしょうか?
リゾート地とはどのような場所を指すのか、リゾート地と観光地の違いを徹底解説します。

リゾート地とは?

「リゾート」は再びを意味する「re」と、出かけるという意味のフランス語「sort」からできた言葉です。
何度も訪れたくなる場所、それがリゾートの語源です。
大きくはリゾート地は観光地に含まれますが、区別して使用する時、観光地は1泊、1回と短期間での利用に対し、リゾート地は繰り返し、また長期間滞在する場所と言えます。
昭和62年に制定された「総合保養地域整備法」(リゾート法)では、以下のように定義されています。
 ① 良好な自然条件を備え、複数の市町村で構成される15万ヘクタールの規模を整備対象地域とする
 ② その中に3000ヘクタール以下の重点整備地区を数箇所設ける
 ③ 民間事業者が具体的な整備計画を有していること

リゾート地とは、ゆっくりとくつろいだりリラックスすることをメインに、長期滞在するための場所や施設を意味するのです。

観光地とは?

一方観光地とは、その場所に長く留まるのではなく、そこへ訪れて楽しむ、短期間・短時間の楽しみ方と言えます。
例えば絶景スポットを訪れる、ご当地グルメを巡るなど、歴史・文化・自然景観などの遊覧資産が整備されており、交通機関や宿泊施設など観光客の受け入れられる地域を観光地といいます。
遊園地やテーマパークなどは娯楽施設であり、遊覧や保養を目的としていないため観光地とは言えません。
しかし遊園地などは観光地に隣接されていることも多いため、総合的な観光施設と呼べるものもあります。
その場所にある施設そのものを楽しむことが目的であり、そのためにその地を訪れます。
そのため観光地巡りでは、日中ホテルでゆっくりと過ごすことはなく、いくつかの観光名所を巡ることが多いのではないでしょうか?
中には1泊2日の日程で、観光地を複数巡り夜はご当地グルメを楽しみ、翌日は日帰り温泉に立ち寄り…など限りある時間でたくさんの観光地を楽しむ強者も。
観光地では、行きたい場所や移動手段、かかる時間などスケジュールを組んで行動することも多いでしょう。

リゾート地と観光地の違い

リゾート地も観光地も、普段の生活から離れ余暇ならではの体験をすることに違いはありません。
大きな違いは時間の流れではないでしょうか?
リゾート地はゆっくりとした時間の流れを満喫し、喧騒から離れ雄大な自然や空間で保養する。観光地は史跡や絶景、グルメを楽しみ好奇心を存分に刺激する…リゾート地と観光地ではそれぞれ楽しみ方が違ってくるのです。
もちろんスケジュールを調整し、リゾートも観光も楽しむことも可能です。
リゾート地か観光地か、その違いを知ることで過ごし方が異なり、それに対する必要な施設や求めるべき条件も変わってくるでしょう。

日本と海外の違い

長期休暇の過ごし方として、日本では観光地で過ごす人が多いかもしれません。
その大きな要因として、海外に比べ長期休暇が取りにくいという現状があります。
海外では2週間、3週間という長期休暇を家族と過ごすことも少なくなく、リゾート地でゆっくりと長期滞在するケースがみられます。
長期の休暇を「何もしない」という贅沢に使う人が多く、日本とは違った余暇の過ごし方と言えます。
人気のハワイ旅行も日本人は3泊5日、4泊6日というスケジュールが多く、これは米国人滞在者の半分にすぎません。
そのため日本国内で長期滞在できる総合リゾート施設は少なく、リゾート地といえば海外を想像する人が多いのもそのためかもしれません。
最近は日本でも高級リゾートなど、長期滞在型の総合リゾート地も作られていますが、高額な費用と長期間の休暇を必要とするため、一般的にはまだまだ贅沢な旅行と言えるのかもしれません。

リゾート地と観光地は非日常を楽しむという点においては違いはありません。
しかしその過ごし方や時間の使い方に違いがあると言えます。
リゾート地ならではのゆっくりと流れる時を楽しむことも、休暇ならではの贅沢な過ごし方です。
リゾート地と観光地の違いを知ることで、旅行先を決める時の求める条件や外せないポイントを抑えて予定を組むことができますね。

リゾート地は保養、観光地は刺激を求めて訪れる

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